今、一人の少年が立ち上がる 『名前探しの放課後』 小説紹介
どうも、春太です。
好きな作家は誰ですかと聞かれたら、間違いなく辻村深月さんと答えます。
それぐらい辻村さんの作品が好きです。
登場人物一人一人に魅力があって、
それぞれ強い信念を持っています。
そんな彼らが、辻村さんの他の作品に出て来たりとすると、
また彼らに会うことができたと嬉しくなります。
読めば読むほど、作品の奥深さを堪能することができます。
今日はそんな作品の中の一つ、『名前探しの放課後』。
依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ一つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」二人はその「誰か」を探し始める。
内容(「BOOK」データベースより)
坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すごく暗かったんだ」二人はXデーを回避できるのか。
内容(「BOOK」データベースより)
今回は、あらすじ以外なにも知らない状態で読んでほしいので内容については触れません。
読んだ後の爽快感、そして辻村さんの文章力の凄さに脱帽すると思います。
補足ですが、ぼくのメジャースプーンという本を読んでから読むとより楽しめると思います。
それでは、また。