読書の春

心に伝わる本、紹介しています。あと、読書に関する雑談などもしていきます。

愛すべき阿呆 『太陽の塔』 小説紹介

f:id:haruta-no-dokusho:20171118214443j:plain

森見登美彦さんの作品、『太陽の塔』。

 

舞台は京都。

大学生である主人公は、ついに彼女ができた。

彼の生活は一面バラ色になり、順風満帆。

有頂天になっていた主人公に悲劇が訪れる。

 

彼女に振られたのだ。

 

 

この作品の主人公は、妄想力全開でネジがぶっ飛んでいるのだが、どこか憎むことができない愛すべき阿呆。

森見登美彦さんの表現は奇抜で、読んでいるだけ笑ってしまう。

 

今の現状に悩んでいるすべての人に告げる。

自分のさじ加減で、人生は面白く愉快になるのだ。

この本を読んだ後、そんな気持ちになった。

 

私も、愉快で阿呆な生活を送ろうと思う。