ブスで何が悪い 『きりこについて』 小説紹介
西加奈子さんの作品、『きりこについて』
両親に可愛いと言われながら育ったきりこ。
自分は可愛いと信じて育ったきりこ。
ある日、現実を知ることになる。
世間一般的には、きりこはブスであると。
現実を知ったきりこは自分の世界に閉じこもるのであった。
他人の評価とは必要なのだろうか。
他人よりも劣っていることはダメなことなのだろうか。
紆余曲折経て、一つの真理にたどり着く。
ありのままの自分を好きになること。
優劣でしか物事を判断できない人、自分を好きになれない人に贈る物語。
あと、黒猫が出てくるんですが、その猫が可愛らしい。
猫好きの方も読んで見てはいかがでしょうか。