読書の春

心に伝わる本、紹介しています。あと、読書に関する雑談などもしていきます。

12月に紹介した本 ベスト10

どうも、春太です。

今日は12月に紹介した本の中で

個人的に好きな本ベスト10を紹介しようと思います。

 

ベスト10

dokusho-no-haru.hatenablog.jp

切ない大人のための恋愛小説。 

 

ベスト9

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 不甲斐ない時に読んでほしい小説。

 

ベスト8

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世の中の仕組みを知ることで、騙されない力を身につける本。 

 

ベスト7

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自分にとって何が大切なのかを確認する本。

 

ベスト6

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 自分の好きなことに全力を注ぐ男の物語。

 

ベスト5

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 大切な人を守ろうとする少年たちの物語。

 

ベスト4

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 うまくしゃべることがすべてではない。

大切なことは心で語る物語。

 

ベスト3 

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 好きな仕事を見つける女性の物語。

 

スト2

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 後悔が呼んだ奇跡の物語。

 

ベスト1

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 言葉が好きになる物語。

 

以上が12月に紹介した本 ベスト10でした。

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

約束 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』 小説紹介

どうも、春太です。

 

今日紹介する小説は辻村深月さんの作品、『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』

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地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。

「BOOK」データベースより

 

過去の何気ない習慣や約束は、思いもよらぬ形で今の生活に影響を与えることがある。

時として、影響は自身だけなく他者にも影響することがある。

 

自分にとっては軽い約束でも、他人には重要な約束かもしれない。

それは相手を縛り、相手の自由を奪うかもしない。

 

自分の発言には気をつけるべき。

 

そんなことを考える小説でした。

 

 

辻村深月さんの作品が好きな方は読んでみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

切ない大人の恋の物語 『マチネの終わりに』 小説紹介

平野啓一郎さん作品、『マチネの終わりに』。

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結婚した相手は、人生最愛の人ですか?ただ愛する人と一緒にいたかった。なぜ別れなければならなかったのか。恋の仕方を忘れた大人に贈る恋愛小説。

「BOOK」データベースより

 

恋とは思い通りにいかないもの。

相手を思い、自分の気持ちを偽ることもある。

 

過去、そして現在に抱え込んでいる思いに別れを告げたい人に読んでほしい物語。

 

それでは、また。

 

 

軌跡 『また同じ夢を見ていた』 小説紹介

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きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない“私”が出会ったのは手首に傷がある“南さん”とても格好いい“アバズレさん”一人暮らしの“おばあちゃん”そして、尻尾の短い“彼女”だった―

「BOOK」データベースより

 

『君の膵臓をたべたい』の著者、住野よるさんの次作。

 

『また同じ夢を見ていた』、この人のタイトルは毎回興味を引くものがある。

たった数文字が並んでいるだけなのに、気になって仕方ない。

 

『君の膵臓をたべたい』同様、内容を読んで初めてタイトルの真意を理解することができる。

 

まっさらの状態で読んでほしい。

 

 

景色が色鮮やかになると思う。

 

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

目の前には二つの道があります 『嫌われる勇気』 本紹介

どうも、春太です。

今日紹介する本は、『嫌われる勇気』と言う本です。

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本書は、フロイトユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょう―。

「BOOK」データベースより

 

自己啓発本と聞くと難しそうなイメージを持つ人がいるかもしれません。

この『嫌われる勇気』は従来の自己啓発本の理由を淡々と述べる形式ではなく、

物語形式で説明されています。

アドラー心理学って名前しか聞いたことがないと言う方も、

簡単に読み始めることができます。

 

誰にでも理解できるように簡単に書かれているのにも関わらずに、

一読すれば、アドラー心理学とは何かという全体像を捉えることができます。

 

嫌われる勇気というネガティブワードが気になって、

悪いイメージを持っているかもしれません。

 

ここでの嫌われる勇気とは、

他人に嫌われる行動するという意味ではなく、

他人に依存した生き方から自ら自由を選ぶ生き方をしようと意味で使われています。

 

本当の自由とは何か、

自分はどのように生きたいのか、

を考えさせられる作品です。

 

この作品の中で、おすすめの文を紹介しようと思います

神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵をさずけたまえ

賞罰教育を受けてきた私たちは、誰かに褒められるかどうかで物事を判断しがちです。

誰かに承認されたいという欲求を満たすために、他人よりも上手く物事をこなそうとします。

常に他人よりも上に行かなければならない。

なぜ、自分は彼らよりも劣っているのか。

 

他人ばかりを意識しだすと、自分にはないものが欲しくなります。

全てが得意な人間はいません。

自分が持っていないものばかりに目を向けるのではなく、

自分が持っているもので何ができるのかを真剣に考える必要があるのかもしれません。

 

人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです

将来のために今の生活を犠牲にして、何かを習得することが正しいのでしょうか。

習得したことで、人間の欲求はつきません。

また、すぐに何か別物を求めてしまいます。

今を犠牲にした生き方をしていると、気付いた時には虚無感しか残りません。

何かを成し遂げることは素晴らしいことだと思います。

ただ、今を犠牲にするのではなく、将来も今も楽しく生きる術を考える必要があると思います。

 

人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです

今を不満に感じているのは、自らの信じる道を歩んでいないということです。

誰かに勧められたから、みんなが通る道だからという理由は、

後悔という形で自分に返ってくると思います。

 

今を決めるのは誰でもない。

いま、ここにいる私たちです。

 

 

この本は、小説としても読めます。

年齢問わず誰が読んでも何かを感じると思います。

 

それでは、また。

 

 

 

クリスマスに読んでほしい本 ベスト3

どうも、春太です。

いやぁ、クリスマスが近づいてきましたね。

 

最近、よく耳にするワード『くりぼっち』。

 

『我輩、くりぼっち確定でござる。』

とか思っている人っていると思うんですよ。

 

別にくりぼっちでもいいと思います。

一人には一人だけの楽しみ方があります。

他人の目なんか気にする必要はないのです。

 

何が言いたかと言いますと、

『気楽にいこうぜ』ってことです。

まぁ、通販メシというブログにも同じことを書きましたがね。

あ、宣伝です(笑)。

よかったら見てください。

 

前置きはこの辺にしておいて、

本題に入ろうと思います。

 

今日紹介する本は、クリスマス何も予定がないっていう人に読んでもらいたい本です。

 

ベスト3

『桜のような僕の恋人』

美容師の美咲に恋をした晴人。彼女に認めてもらいたい一心で、一度は諦めたカメラマンの夢を再び目指すことに。そんな晴人に美咲も惹かれ、やがて二人は恋人同士になる。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。美咲は、人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症してしまったのだった。老婆になっていく姿を晴人にだけは見せたくないと悩む美咲は…。桜のように儚く美しい恋の物語。

内容(「BOOK」データベースより)

 

この本は実家にあるので、写真を載せることができないのですが、

もう心が苦しくて叫びたくなるほど、恋しい物語。

 

スト2

カササギの計略』

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僕が講義とバイトを終えてアパートに帰ると、部屋の前に見知らぬ女がしゃがみこんでいた。彼女は華子と名乗り、かつて交わした約束のために会いに来たという。なし崩しに同棲生活を送ることになった僕は、次第に華子へ惹かれていくが、彼女は難病に侵されていて、あとわずかな命しかなかった…。ともに過ごす時間を大切にする二人。しかし、彼女にはまだ隠された秘密があった―。

内容(「BOOK」データベースより)

 

想像の斜め上からのどんでん返し。

そういうことか・・・。ってびっくりさせられる恋の物語。

 

ベスト1

『君の膵臓をたべたい』

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ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!

内容(「BOOK」データベースより)

 

今年、映画化もされた話題作。

恋人がいる人もいない人も、

『自分にとって大切な人とは』と考えさせられる恋と刹那の物語。

 

紹介した小説は全部、恋愛小説です。

どれも感動できる作品です。

 

クリスマスの日は一人だから、

埋め合わせに恋人が欲しいではなくて、

心の底から好きな人を見つけたい、

本当に大切なことはこういうことなんだという気持ちにさせてくれます。

 

読み終わった後、今いる好きな人は本当に好きなのかを考えてみてください。

本当に好きならば、思いの丈を告げてみるのもいいかもしれません。

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スピーチライター 『本日は、お日柄もよく』 小説紹介

どうも春太です。

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今日の小説は、原田マハさんの作品『本日は、お日柄もよく』です。

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。

内容(「BOOK」データベースより)

 

この本を読むまではスピーチライターというものを知りませんでした。

スピーチライターは、演説をする本人に代わってその原稿を執筆する人物、またはその職業である。 スピーチライターの作成する原稿は多岐にわたる。政治家が話すスピーチだけではなく、企業や団体の役員などが話す冠婚葬祭の挨拶、各種行事における挨拶などもある。 「スピーチ代筆業」と称している事業者も多数存在するが、実質的にはスピーチライターの仕事を行っており、スピーチライターはある一定の業界を形成しているといえる存在である。

Wikipedia引用

選挙の演説や冠婚葬祭の挨拶は当事者が自ら考え、

文を作成しているものだと思っていました。

ですが、すべての人が自分で書いてはいないということです。

得意でない人は、得意な人に助けてもらう。

これはスピーチライターだけに当てはまるのではなく、

様々なことに当てはまると思います。

 

主人公の二ノ宮こと葉は伝説のスピーチライターに出会うまでは、

普通の仕事をしていました。

今の仕事が楽だからこのままでいいやぁと、

変わりゆく現実を尻目に行動を起こさなかったんです。

 

その結果、好きな人に想いを告げることができず、

だんだんと今の現状を認知するわけですよ。

認知すればするほど不満は募る。

 

そんな人生急降下しているなかで、

出会うんです。

人生における師に出会うのです。

楽だからという安直な考えから、

好きだからスピーチライターになりたいと思うようになるんです。

 

好きなものを見つけた人ってすごく素敵だなぁと感じます。

今一度、自分は本当にこれをやりたかったのかと考えさせられます。

 

大学生や社会人に読んでほしい一冊です。

それでは、また。